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お侍様や日々の事をポツポツと。

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最近の悩み事  その2


最近裏が書きたいと思う機会が多くなった気がします。
多分夜に書いてばかりだから(笑)

ワンクッション置いてても結局は任意なので裏を書いて良いものかと思案中。
どうなんでしょうか?
とりあえず当方にいらっしゃる年齢層が把握できないので。
踏ん切りつくまではギリギリで(イツモフタリデ)生きていこうかなぁと(一部某歌詞より抜粋)

てな訳で今回はちょっと前進してみました(普段の二人に比べて)
おっさまが最近鋭いのですが、それはそれでシチは結局不幸なのよねぇというようなお話(なんのこっちゃ)

そんなイツフタでよろしければ、ドウゾv

























 * * * * * * * * * *


















 不意に向けられる恋慕の情

 暫しの間は見知らぬ振りを














「カンベエ様っ!」

 己を呼ぶ低音の声に振り返る。
 そこには息を切らせた己の副官の姿があった。
 白い頬が薄く桃色に染まっていることからして、何やら必死に探していたらしい。
 振り返り様に見たのは満面の笑顔。まるで主を見つけた犬のようで、一歩間違えば尻尾が千切れんばかりに振られているのが見えそうだ。

「くっ…」
「カンベエ様…?」
「…いや、気にするな」
「はぁ…」

 ご苦労なことだ、と小さく笑えば目聡くも見咎められた。
 気難しく見える素顔も、こんな時ばかりは誤魔化すのに役立つ。

「それより、如何した」
「あ、そうでした。会議の時間がそろそろ…」
「…つまらぬ」
「は?」

 間の抜けた声に含み笑いで返せば、青年の頬が僅かに赤くなった。
 解りやすい奴よ。と、内心苦笑するが当然顔には出さない。
 逆に常よりも更に気難しく見えるよう意識して眉間の皺を増やしてみせた。

「近頃は書類整理か会議ばかり……少しは身体を動かさねばいざ戦場に出ても役に立たぬ」
「はぁ……」

 目を丸くして話を理解しようとする青年の顔を横目に微笑む。

「…ちと、ワシの相手をしてみぬか?シチロージ」
「はぁ………………はぁっ!?」

 予想通りの反応。
 見る見るうちに赤くなっていく青年に笑いそうになるが、努めて堪えて青年に歩み寄る。

「何だ。ワシが相手では不服か」
「ぇ…い、いぇ。その…な、何の相手を……」
「……言わねば、解らぬのか…ん…?」

 囁くように問えば、青年の顔がこれでもかとばかりに赤くなった。

「ああああああの、カカカカカカカカカンベ、さっま?!」
「ん?」
「そっ…あ、ぇ…うっ……!!」

 もはや己でも何を口走っているのか解っていないのだろう。
 声は言葉にならず、呼吸困難のように口をパクパクとさせ足は自然と後退っている。
 それとなくにじり寄れば、真っ赤な顔が面白い位に歪められた。

「……何か、勘違いしているようだが」

 流石に可哀相になって微苦笑をつくる。
 青年は「え」という顔で固まった。






「手合わせの話だぞ?」






    ・
    ・
    ・
    ・







「………………へ?」
「だから、手合わせの話だと言うに。年老いたワシでは若いお主の動きについていけるか解らぬ故、不服かもしれぬがどうだ?」

 今日はこの位にしておこう。と区切りをつけて微笑めば呆けていた青年の顔が次第になんとも言えない表情になっていく。
 どうやら、今日は少しばかりやりすぎたようだ。

「…カンベエ様は、充分お若いですよ」
「そうか?」
「えぇ。しかし、会議をサボる訳にもいきません。手合わせは後程」
「ウム」

 努めて平静を取り戻そうとする青年を見ると僅かに罪悪感が湧くものの、しかし初心な反応が面白くて仕方ないのである。

「…すまぬな。シチ」

 ボソリッ、呟く。
 青年の反応ひとつひとつが新鮮で、愛しくて。
 仕方ないのだ。と心中ひっそりと開き直る。

「ところでな、シチロージ。会議の時間はとうに過ぎていると思うのだが…」
「え?…あーっ!?カンベエ様、お早くっ!」
「やれやれ。騒がしい事だ」
「んな事言ってる場合ですか!?また狸爺共に厭味言われるんですよっ?!」
「あー。解った・解った」

 しかし、実らせるにはまだ早い。

「シチ。後の手合わせ、加減はするなよ」
「元より承知して居ります。それに、手加減する余裕なんてくださらないでしょう?」
「……さて、な」

 余裕が無いのはどちらであろう。とカンベエは一人苦笑する。









 不意に向けられる恋慕の情

 暫しの間は見知らぬ振りを





 もう少しだけ、このままで

















********************************************************************
ちょっと聡いおっさま。つーかもう解ってんじゃん受け入れてやれよ。みたいな?(だから訊くな)
徐々にこうやってくっついていかせたい。
シチ可哀相だし。シチ可哀相だし。シチ可哀相だし。
いい加減進展させないと裏が書けないし(こっちが本音)
ちゃんとしたHP作りたいなぁ(そしたら裏つくれるし)
…でもきっと一人じゃ作れないんだわ。ははんっ(泣)

ちょい後ろ向きな感じにお粗末っ!
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COMMENT
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 管理人のみ閲覧
 
  • 無題
  • from: 布佐仙
こんばんわですk2様!
我慢は…できるんでしょうかね(笑)
自分はそろそろ限界なんですが、進展していないのでどうにもこうにもと言った感じですが;;
幸せにしたらしたでウザイかっぷるになりそうで怖いです(笑)
周囲から見たらラブラブなのはきっとバレバレでしょうねー(大笑)

いつもk2様のコメントが励みになっております。
これからもじれったいイツフタを書いていけたらなと(はっ。しかしそれでは裏が(笑))

お粗末!!
  • シチ可哀相だし(笑
  • from: k2 です
可哀相だと思いつつ、笑ってしまいました。シチ、ごめんなさい!! 拙宅へもお越しいただき…(うははは:汗) もう、色々な意味で、各々にもう少し「我慢」してもらうしかないのでしょうか(笑
布佐仙様の「今は」気の毒なシチが大好きです!
早く幸せになって欲しいような、もうすこし焦らされてほしいような…。むむむ。
でも、ある意味?ラブラブですよね? 周囲から見てると、この2人。
次回の更新もお待ちしてます!!!!
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