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お侍様や日々の事をポツポツと。

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リハビリリハビリ


久々にシチカンを……なんとなく、文章能力が低下しているなー…(汗)
自サイトの小説読んでみたらもう顔を覆いたくて堪らなくなりました(赤面)

勉強というかなんか色々足らないよ俺には……orz









戦況など見るも無残見ないが得策しかし知らねば無駄死に必須。

護るものだけは違わずに互いの身を預け合い生き抜いて行く。

今日に至るまで、そしてこれから先もと。






望みはつまり、貴方だけだった。



















短くなった蝋燭を見やり、今宵はこれでと席を立つ。
襖に手を掛け、振り返れば貴方は俯いていた。


「シチ」


その顔は見えない。
だというのに、主張だけは立派に声色が滲ませるものだから、つい口の端がピクリと緩んでしまう。
ずるいですよ、カンベエ様。
そのような声で呼ばれたら、私が逆らえない事なぞ昔から解っている事でしょう?


「はい」


呼ばれるままに手を差し伸べる私に、呼び止めたのは貴方だというのにどこかへ目を泳がせて。
手を伸ばした途端にその身を翻し、私を振り回す。
猫などという可愛らしいものではない、貴方はまるで虎のような御方。


「何ですか、カンベエ様」


酒気を帯びた頬は仄かに染まり、浅黒い肌を更に色濃くさせる。
酔ったんですか、と軽口を零せば、誰に言うておるのだ、と些か拗ねたように顔を逸らして。
それで逃げたお心算ですか、とは言わぬまま、常には髪に隠される首筋に噛み付く。
ビクリと震えた貴方はどこか物言いたげな眼で私を見る、けれど、見るだけ。何も言わぬまま、私に全てをお預けになる。
それが貴方自身の逃げ道だと知っているから、私は言及せずにそのままその身を倒した。


「……シチ」

「此処に」


貴方の傍に、居りますよ。
死出の旅路となろうとも、安楽への一歩だろうと、何だって私は貴方の後ろに控えましょう。

不安そうに紡がれるものが私の名である事にひっそりと安堵するものの、応えなければならぬから浸っている訳にもいかず。
言い聞かせるように囁いて、頬にかかる髪を指先でそっと退けた。


「今夜は、もう遅いので」

「…?」

「このまま泊まらせちゃくれませんか」

「…………仕方のない男だな、お主は」


すみません、と笑いながら囁けば。
構わん、と簡潔に了承の言葉が耳を掠める。


このまま、ずっと。

灯りを落とした闇の中、互いの顔を認識し、その声のみを聞いていられたらと。



















(せめても今宵だけは、)

――――――待宵


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