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お侍様や日々の事をポツポツと。

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嬉し恥ずかし。

前のブログはカウンターが無かったので好き勝手やってましたが…
い、意外と覗いてくださる方っていらっしゃるんですね。
嬉しいような、恥ずかしいような、こそばゆい感じです。
コメント頂けたら更に幸せ。エヘv(図にのるな。この変態が)
そういえば、変態って変態性欲の略らしいですね(もう良いよ…イタイよ自分)

アホな話が書けない…なんて言いながらも懲りずに書きました。
一応キュウカンのつもりですが、シチもちょっぴし出てます。

キュウが初心?アホな話?かまわーんっ!!って方はどうぞ。













 * * * * * * * * * *


















「……」

「……」

「……」

「……キュウゾウ。何用だ」

 続く沈黙に耐え切れず、カンベエは深く溜息をついた。




 《 溜息 》




「……」

「黙っていても言葉は伝わらぬ。ワシもお主も、そう暇な身ではあるまい」

「……カ」

「カ?」

 漸く声を漏らしたキュウゾウに、カンベエは穏やかな微笑をもって先を促す。
 しかし、どれ程待とうともそこから先は音にならなかった。

「……」

「カ、の続きは何だ?キュウゾウ」

 キュウゾウは暫し閉口し(敢えて言うならば口を開く事の方が少ないのだが)カンベエを見据える。
 どことなく必死さを感じ、カンベエも強くは言えずに眉をひそめるしかなかった。
 一体何だと言うのか。死合いならばその剣筋から伝わるが、微妙な距離をとった現状では考えを汲むのは難しい。

「……キュウゾウ。いい加減に――――」

 もどかしさに口を開けば、キュウゾウが間近に迫っていた。
 掴まれた肩が、あまりの力強さにギシッと軋んだ音をたてる。

「なっ…!?」

 痛みにキュウゾウを睨みつければ、赤い瞳がいつも以上にきつく細められた。
 射殺しかねないその鋭さにカンベエが息を呑むと、キュウゾウはそっと息をつき、その薄い唇を僅かに開いた。

「…カン」

「カンベエ様」

 切迫した空間に、調子の利いた低音の声が割って入った。
 見れば、戸口の傍でシチロージがにっこり笑っている。

「昼飯ができたそうで。早くしないとキクチヨに食われちまいますよ」

「あ、あぁ。わざわざすまぬ」

「……」

 助け舟と見て、カンベエはキュウゾウの腕の中からすり抜けていく。
 キュウゾウは名残惜しそうに己の掌を見ると、遠のいていくカンベエの背に熱の篭った目を向けた。
 そしてまた、その隣に並ぶ三本髷には嫉妬という負の感情を寄越す。


「……………………また、言えなかった」


 キュウゾウはこれでもかとばかりに深く溜息をついた。




 “ カンベエと呼んでも良いか ”




 彼がこの言葉を伝えられる日は、本当に来るのだろうか。








*****************************************************************

…これは、キュウカンか? うん。キュウカン☆(一人二役っ)
キュウ→カンみたいですね…。目つきがきつくなったりしてるのは照れてるんです(説明ないと解らない?私もそう思います!(泣))
実際私の中のキュウって凄い積極的印象があるんですが…;;
偽キュウ…曲者!?(もう何がなんだか)
あぁでも手を握るだけでも赤面しちゃうキュウもそれはそれで…

想像中……

私的にはアリの方向で!!!!!!
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