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お侍様や日々の事をポツポツと。

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萌えますね!!

k2様のサイトにて拝見した記事にとてもとてもとてもとても萌える話がありましたので。
ネタ提供許可と勘違いしてしまうような優しい文章に甘え(見事に勘違いをし)
突っ走って書き上げました。

名づけて!たまにはシチさんにも反抗させたあげたいよね☆物語。

・シチがおっさまにタメ口利きます
・おっさん呼ばわりです

それでも良ければ以下にお進みくださいv






































 * * * * * * * * * *


































「人はいつか死ぬ。運が良ければ生きる。ただそれだけだ」

 質問に答える言葉は紡がれたが、男はこちらを一瞥もしなかった。










 いつもは外している服の釦を一番上まで閉じてタイを締める。
 上物の衣を羽織りサッシュを余らせないないよう腰に巻きつけ髪を下ろせば好青年の出来上がり。

「頭、今日も行くのかぃ?」
「訊くのは野暮ってもんだろ」

 仲間の揶揄する声に笑って返す。
 向かうはこの街一番の立派なお城……




「……またお主か」

 の、地下牢。

「…そんなに嫌そうな声出さなくても良いじゃないですか」

 毎度のことだが、余りにもうんざりした顔をするので僅かに自尊心が傷つく。
 これでも一応、酒場に顔を出せば一番に騒がれるってのに…まぁ、目の前の男が己を見て嬉しそうに微笑むのを見るのは少々恐ろしい気がするが。

「大体。よくぬけぬけと兵隊の服を着て入ってこれるものだ」
「一回盗んじまえば自分のものってーのが鉄則なんで」
「言葉遣い」
「……一度盗んだら自分のものにするのが海賊の規則です」
「…大した規則だな」
「お褒めに預かり恐悦至極にぜんじます…って言うんだっけ?」
「ぜんじます、ではなく存じます。だ。馬鹿者」

 男は東方の小難しい言葉を使う。
 初対面の時なんて何度話し掛けようがこちらを見てもくれなかったが何度か通う内に漸く言葉遣いを直せば話してくれるという条件が提示されたのである。

「毎日お主がここに来れるという事は、警備が甘いのではないか?」
「そこはそれ。内通者を作っちまえば」
「言葉遣い」
「…内通者を通じれば簡単に出入りできますです」
「ですは要らぬ」
「………あんたって本当に投獄者かよ」

 脱力しそうになる。牢の中で、鎖で繋がれているというのにどうしてこうも呑気に言語指導なんぞしていられるのだろう。
 器が大きいのか、それとも何も考えていないのか。
 多分どちらも当たっているのだろうが、それを思うと僅かに眩暈がするので止めておこう。

「……その投獄者に毎日会いに来るお主も、本当に海賊か?」
「一応頭張ってるんだけどなぁ…何度言っても信じない訳ね」
「信じないのではなく、聞く気がないだけなのだが」
「尚悪いわっ!」

 時折零される間抜けな言動はワザとなのかと疑いたくなるほどだ。
 一々突っ込んでも仕方ないのだが、余りにも自信満々に言うのでどうしても口を挟みたくなってしまうのである。

「…っじゃなくて。今日は真面目な話をしに来たんだ」
「いつもは不真面目だったのか」
「このっ……(落ち着け俺。相手はただのおっさんだ)……この間もしただろ」
「…承諾し兼ねる。以前もそう言った筈だが」
「あんたの命だって助かる。悪い話じゃない筈だ」
「だとしても、悪事に加担はできぬ」
「…じゃあ何でこんな所に入れられてんだよ」
「悪いことを企んだからじゃないのか」

 男と話していると困惑することばかりだ。
 真実と嘘が交わりあって、矛盾が生じているというのに。
 それを隠すでもなく、むしろ堂々と言い張るのだから手に負えない。

「…………今夜0時にまた来る。それまでに決めといてくれ」
「…………考えは、変わらぬぞ」
「どうかな」
「……何だその自信は」

 怪訝な顔をして、男が漸く顔をあげる。
 やっと己を映した灰褐色の瞳は、投獄されようとも濁る事が無く揺るがない。
 それが何だか嬉しくて面白くて、つい笑みが浮かぶ。

「あんたの真似をしてみただけだ」

 きっと、明日死刑台に立たされようともそれは変わらず。
 首を斬り落とされるその瞬間にさえ、揺るがないのだろう。

 そう思うと、死なせるのが少し勿体無いと思った。









『…なぁ。なぁってばー!何回呼んでると思ってんだよっ!!』
『…………』
『……あーもうっ!解ったよ。じゃあこれだけ答えてくれ』
『…………』
『何で、そんなに落ち着いてられるんだ』

 上官の造反行為。
 全ての罪をなすり付けられて。
 常人ならば気すらおかしくなりそうな暗い空間に閉じ込められて。
 四肢を繋がれ、自由を奪われ、光を奪われて。

 尚且つ、命すら七日後には奪われる。

 普通ならば、無実だと血反吐が出るまで叫ぶだろう。
 普通ならば、呪われた己の不運を嘆き悲しむだろう。
 普通ならば、持ちかけられた命の取引を飲むだろう。

 なのに、

 あんたは。


『人はいつか死ぬ。運が良ければ生きる。ただそれだけだ』


 そう言ったきり黙ったあんたは、今まで出会ったどの人間とも違った。

 もっとあんたと話してみたい。

 もっとあんたと話して、もっとあんたを知ったなら。







 いつかはこの狂ったような興味も薄れるのだろうか。







 ――――――処刑は、明日。









********************************************************************
ごめんなさい(死)
萌えと勢いで突っ走った感が否めない……うぅっ。
k2様に捧げます(要らんって突っ返されそうなものですが;;)

お粗末っ!!
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COMMENT
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 管理人のみ閲覧
 
  • うわわわわわっ!!
  • from: k2 です
布佐仙様っ!! こんばんは、いや おはようございます!(いつもは寝てる時間、ふと目を覚ましパソを立ち上げたのは、神のお導きですよ!!)
いい、いい、いいです~っ!!も、いま すっごく萌えて、うはうは言ってます(力説!!)
海賊になっても飄々としている7が素敵です。しかもタメ口!(だけど 突っ込まれてるとこが可愛いというか素直というか:笑) しかも おっ様繋がれてるしっ!! ナイスですよ、萌えますよ!
布佐仙様っ(><)
つれづれなるままに、妄想を書いてよかったです!
す・て・き・っ!(すいません、理性が飛びました) ウレシイです! 興奮のあまり、目が冴えましたよ! 幸せです! 喜びのあまり、日本語おかしくてすいません(汗
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