お侍様や日々の事をポツポツと。
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エクセレントな茶会でした☆
コンニチワ。布佐仙です。
先日某サイト様で茶会が行われておりましたので参加させていただきました。凄いおっさまの話ができて、いつになくご満悦☆
おっさまがハートのクイーンでとか言っても引かれなかったのが嬉しかったです☆
ひとつ言うのであれば私の名前は山ではなく仙なのですが…今度から茶会には布佐で出ようかと。入れづらいし、面倒だろうし、何より一発変換で出ないというこのめんどくささは正直申し訳ないと思ってみた茶会の後(二回面倒って言った上に思うのが遅い…)
すいませんでした(土下座)
そーゆー事で、今回は茶会で話したネタのひとつを。
当方のオリジナルキャラクターが出没していますのでお気をつけください。
ちなみに、イツフタのラブ度は皆無です(いちゃつかせようとしたら無理だった…;;)
* * * * * * * * * *
《 人生って何ですか 》
虫も寝静まる夜更け。
明日は戦という状況下。
ひとつのテントに集まった侍達は厳しい面持ちで机上の作戦資料を…
「よっし!あがったぁっ!!」
作戦資料を…
「子どもが産まれた。祝儀寄こせ」
作戦資料…
「雷電と衝突事故だぁ?!知るかっ!」
作戦…
「おい、次俺の番だぞっ!」
厳しい面持ちで見つめ一喜一憂するその先には、盤上の遊戯があった。
箱には『人生楽ありゃ苦もあるさ。これで貴方も一国一城の主☆』と書かれている。
「…む」
そしてここにも、生真面目な顔で遊んでいる負け軍師が一人。
「また1か…」
「戦場にて負傷。一回休む、ですって」
「…負傷位で休ませるとは」
「カンベエ様、これ遊びですからね」
呆れたように零す副官も止める気は皆無のようである。
「……何をやっておるのだ?お主達」
そこへやって来るは前線指揮部隊隊長殿。
引きつったこめかみに青い筋が一本二本……
「ジュウロウ。どうかしたのか」
「こちらの台詞だ、カンベエ。一体これは何事か」
「最近隊内で流行ってるんです。人生遊戯。もうこれで六日目の徹夜ですよ」
「……ほぉう?」
いつもならば聡いシチロージも、どうやら連日の徹夜で疲れているらしくその目の下には黒いクマがあった。
そうして常のシチロージなら察する事ができたであろうジュウロウの感情にも、ドス黒い波が起きる。
「俺が聞いておるのはそういう事ではないのだがなぁ?シチロージ」
にっこりとあくまで微笑で返すジュウロウを称える者は生憎とここには居ない。
居るのは遊戯にハマって徹夜し通しの駄目侍ばかりである。
「はぁ……」
「はぁ、ではない。俺が何に対して怒っているのか解るか?」
頭が痛い…とばかりに額を押さえつつ訊くも、シチロージの返答は素っ気無い。
「…怒ってらしたんですか?」
「解りにくいぞ、ジュウロウ」
「………………」
シチロージの鈍い言葉と、一番言われたくない人間からの指摘に血の巡りが早まる。
ぶちっ
「お前等の為に抑えてやっとるんだろうがっ!この馬鹿共がっっ!!!」
盤ごと引っくり返してやらないだけありがたいと思えっ!と怒鳴るジュウロウに、漸く侍達の顔色が変わった。
「遅くまで灯りを燈し、作戦会議などしてご苦労な事だと感心している俺の部下達に謝れっ!いや、俺に謝れっっ!!」
普段は冷静沈着・温厚な人柄で通っているジュウロウの怒りようは慣れていない者にとっては恐怖であろう。
「そんなだからお前は負け軍師などと呼ばれるのだぞ、カンベエっ!」
「…しかしまぁ、本当の事である故仕方のない事と思うが」
「冷静に開き直るなっっ!」
「まぁまぁ、ジュウロウ様。こういう方ですから」
「お主も寛容するなっ!副官がそこを諦めて如何とする!?」
カンベエとシチロージは慣れているので平然としている。
それが更にジュウロウの怒気を煽った。
「大体、明日は生死を分かつかもしれぬというのに何を遊んでおるのだっ!昨日は余り眠れなかったから、などと申しても敵は待ってくれぬのだぞっっ!!」
正論も正論。
頭を垂れて反省する侍達を見回し、ジュウロウが言い過ぎたかと眉をひそめた時、
「ジュウロウ様もどうですか?」
全く悪気のない、むしろ明朗な声が飛び出した。
「……は?」
「意外と楽しいんですよ。コマごとの内容も何だかリアルですし」
「お、おい。シチロージ?」
「さぁさぁ。こちらへどうぞ」
いつになく笑顔で迫られ、背中を押されるジュウロウは目を丸くしている。
シチロージの意図を察した他の隊員達も雰囲気に乗りジュウロウを引きずり込んでいった。
気づけば盤の前に座せられて。
「さ、どうぞ」
「……シチロージ。お主、やり手になったな」
「何のことでしょうかね」
「…一刻だけだぞ。終わったら皆就寝し身体を休める事。よいな?」
「承知」
そう言って、シチロージはにっこりと笑った。
― 翌日 ―
「また負け戦とな?カンベエ」
「はっ」
「お主が着いていてこの結果か。ジュウロウ」
「……申し訳ございません」
「そう気を落とすな。双方目の下にクマが出来ておる。暫し休むがよい」
「「……」」
それ以後、人生遊戯禁止令が出されたのは言うまでもない。
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先日某サイト様にて行われた茶会で話したゲームに夢中になる侍達ネタです。
オリキャラが出ましたね~…お名前はジュウロウくん。おっさまとは同期ですが年上。色々複雑な予感。いつか出したいと思っていたキャラでザンス。ちなみに細かい設定もあるのですが、ジュウロウくんが好評だったらこれからもイツフタに絡めて登場させたいです。
おっさまの登場が少ないのは……文章能力が無いから、かな;;
お粗末!!
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まさか本当にやれるとは当人ですら思ってませんでしたよ…;;
出そう出そうと思いつつ、全然出せなかった子が漸く日の目を見れて感涙中です。
良いんですか!・やったーーーーーっっっ!!
そ、それではさっそくお借りしますね。
うちですか。どうぞどうぞ!こんなアホサイトで良ければ。というかむしろありがとうございます!!
さてさて。え?リンクですか?いいんですか??
うちなんかでよければ、いくらでもOKです。
私もここぞ!とばかりに、逆にお願いしてもいいですか??
「何かのご縁、リンク張らしていただいていいですか?」