お侍様や日々の事をポツポツと。
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小噺。
久しぶりにネット浮上…
一個の話として挙げるにはあんまりにも短いのでこっちに小話としてのっけます。
友人に相談された際布佐が言ったおやじっぽいものです。
ちなみに○年前(笑)同級生やったんやねー…(遠い目)
友人A=おさま
布佐=ジュウロウ
友人B=クガ
ネタにして良い。むしろしろと言われたので載せます(笑)
***
わいわいがやがや。
大人数の男が集えば騒々しくもなる食堂にて、カンベエは昼食に休憩を兼ねていたジュウロウに相談を持ち掛けていた。
「ほぉ。シチロージの誕生日か」
「…」
珍しくもまともな相談にジュウロウは僅かに目を丸くする。
カンベエはそれ以上の言葉を諦めたのか俯いていた。
「…顔を赤くするな。気色悪いぞ」
「あ、赤くなど…」
呆れた言葉に言い返す声はどこか弱い。
話題の中心人物ならばともかく、今目の前に居るのは大の男だ。
顔を赤くしている所を見ているだけで劣情を催すなどありえない事である。
「シチロージが欲しいものなど、知りたいのなら俺に訊くのは筋違いだろう」
「…しかしな」
「まぁ、訊かずとも想像はつくな」
「は?」
頬杖をついて溜息をつくジュウロウに、カンベエは首を傾げた。
自分がいくら考えても思いつかなかったものを、どうしてこうも簡単に考え付くのだろうか…と、そんな目でこちらを見ている。
鈍いのはいつまで経っても直らないのだろうか…と、ジュウロウはこめかみを押さえた。
何にせよこれ以上相談を受ける気もない。
一息に全て言ってしまおうとジュウロウは口を開いた。
「西洋でいう『リボン』というものでも巻きつけて褥に潜り込んでやれ」
「!!??」
「それだけであいつはかなり喜ぶと思うぞ」
まぁ頑張れ、と未だ脳内処理が終了していないカンベエの肩を叩いて席を立った。
……せっかくの休憩時間までやつらに侵食されて堪るか。
はてさて、結局贈り物はどうなったのか。
「……ジュウロウ様」
「何だクガ」
「島田様は今日の演習を休まれるそうです」
「…………」
それは当人のみぞ知る。
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演習=学校で(笑)
こういう相談私もされたいな(おさまにね(笑))
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